2026-11-01 ・ SALON STOCK編集部(現役美容師運営)
在庫の数を直すと材料費がずれる?|「使った」と「在庫修正」の分け方
アプリの在庫が棚と合っていなかったので、数を直した。そうしたら、今月の材料費がなぜか増えていた。
この記事は、材料費を「使った分」で出している(使用ベースの)1〜3人の美容室に向けて書いています。在庫の数を直すとき、何を押すかで材料費が変わります。
先に結論を書きます。使った分は「使用」、数え間違いを直すだけなら「在庫修正」。この2つを分けるだけで、材料費はずれなくなります。
「使った」と「在庫修正」は、何が違うのか
どちらも在庫の数が減る(または増える)操作です。違いは、お金が動いたかどうかです。
- 使った:カラー剤を1本使い切った。お金を払って買った材料が、施術で消えた。だから材料費に入る
- 在庫修正:アプリでは5本なのに、棚には4本しかない。数え間違いか入力漏れを直すだけ。お金は動いていない。だから材料費に入らない
ここを取り違えると、数え間違いを直しただけなのに「今月は材料を使った」ことになります。1本2,000円のカラー剤を5本直せば、材料費が1万円増えて見えます。
どんな時にずれやすいか
棚と数が合わないのを、思い出しながら直したとき
「たぶん先週使ったのを入れ忘れた」なら、それは使った分です。「最初に入れた数が違っていた」なら、それは在庫修正です。
迷ったら、そのお金が施術で消えたかどうかで考えます。最初の登録の数を間違えていただけなら、材料は使われていません。
バーコードで続けて数え直したとき
スキャンで数え直すときも、同じ切り替えがあります。在庫修正にしておけば、続けて読み取っても材料費には入りません。
棚卸しで合わせたとき
棚卸しを確定したときの差は、記録しそびれた分を「使った」として材料費に入れます。棚卸しは、記録漏れを含めて「本当に減った分」を拾う作業だからです。
ただし、最初の登録の数が違っていたなど、使っていないのがはっきりしている場合は、棚卸しの前に「在庫修正」で直しておくと、材料費に入りません。
マイナスの在庫が出たとき
在庫が「−1」になって驚くことがあります。多いのは、入荷を押す前に使ったときです。
届いた箱をすぐに使い、アプリで入荷を押す前に「使った」を記録すると、数がマイナスになります。これは間違いではありません。入荷を押せば、届いた分が足し戻されます。
このとき、マイナスを消そうとして在庫修正で0に戻さないでください。入荷を押したときに、届いた分がさらに足されて、数が多くなってしまいます。
発注ベースの店は気にしなくていい?
材料費を「発注した金額」で出している(発注ベースの)店では、在庫を直しても材料費は変わりません。お金が動くのは発注したときだけだからです。
それでも在庫修正は分けておく方が安全です。在庫の数は、いつ発注の知らせが来るかに効きます。数え間違いを「使った」で直すと、使うペースが速く見えて、発注点の目安がずれることがあります。
SALON STOCK での切り替え方
SALON STOCKでは、商品の画面とスキャン画面の両方に「使用/入荷」と「在庫修正」の切り替えがあります。在庫修正を選ぶと「数を直すだけ」の絵が出るので、押し間違いに気づけます。
在庫修正で直した分は、使用ベースの材料費にも、使うペースの計算にも入りません。
まとめ
- 使った分は「使用」、数え間違いを直すだけなら「在庫修正」
- 迷ったら、そのお金が施術で消えたかどうかで決める
- 棚卸しで合わせた差は、使った分として材料費に入る。使っていないとはっきりしているなら、先に在庫修正で直す
- マイナス在庫は「入荷を押す前に使った」だけのことが多い。0に直さず、入荷を押す
- 発注ベースの店でも、在庫修正を分けておくと発注の知らせがずれない
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著者: SALON STOCK編集部。表参道の美容室で働く現役美容師が、サロンの在庫・材料費管理のために開発した「SALON STOCK」を運営しています。
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