2026-11-01 ・ SALON STOCK編集部(現役美容師運営)

美容室の眠り在庫の見つけ方|日数ではなく「お客様が何巡したか」で測る

棚の奥に、いつ買ったか覚えていないカラー剤がある。新色を試したくて買ったトリートメントが、2本残ったまま。

この記事は、カラー剤やケア剤の種類が増えてきた、1〜3人くらいの美容室に向けて書いています。使われないまま棚にある商品は、払ったお金が眠っているのと同じです。

先に結論を書きます。眠り在庫は、何日使っていないかではなく、お客様が何巡する間に出番がなかったかで見ると、正しく見つかります。

眠り在庫とは

眠り在庫とは、買ったのに長いあいだ使われていない商品のことです。棚にある限り、そのお金は売上にもならず、ただ置かれています。

1本2,000円のカラー剤が10本眠っていれば、2万円が棚で止まっていることになります。

なぜ「30日使っていない」で測るとうまくいかないのか

「30日使っていない商品」を洗い出すと、たくさん出てきます。でも、その多くは普通の在庫です。

美容室のお客様は、多くが2〜3か月に一度来店します。月に1回しか出番がない色は、珍しくありません。30日で区切ると、ちゃんと回っている在庫まで「使っていない」に入ってしまい、知らせが多すぎて見なくなります。

「お客様が何巡したか」で測る

お客様がひと通り来店するのに、だいたい3か月かかるとします。

  • ひと巡り(3か月):全員に一度は会った。まだ「たまたま出番がなかった」かもしれない
  • ふた巡り(6か月):二度回っても出番がなかった。ここで初めて「眠っている」と言える

お客様がふた巡りしても出番がない物が、眠り在庫

この物差しなら、月1回しか使わない色は眠り在庫に入りません。本当に使われていない物だけが残ります。

眠り在庫が見つかったら

1. まず使える場面を探す

似た色を使う施術で先に使えないか、スタッフと共有します。期限が近い物から、手前に置いて使います。

2. 次から同じ物を増やさない

眠っていた商品の発注点を下げるか、発注の知らせをオフにします。「切らすのが怖いから多めに」が、眠り在庫のいちばんの原因です。

3. 試しに買う時は1本だけ

新色やお試しの商品は、1本だけ買って様子を見ます。合えば次から定番に入れます。

使用期限のある薬剤の回し方は、カラー剤の使用期限と管理でも書いています。

SALON STOCK での見え方

SALON STOCKでは、最後に使った日から数えて、決めた期間(ひと巡り・ふた巡り・3巡)使われていない商品をホームに出します。既定はふた巡り(6か月)です。表示設定の「使っていない商品の知らせ」で変えられます。

ホームの知らせを開くと、どの商品が何日使われていないかが並びます。一度も使った記録が無い商品は、まだ判断できないので入りません。

まとめ

  • 眠り在庫は、払ったお金が棚で止まっている状態
  • 「30日使っていない」で測ると、普通の在庫まで入ってしまう
  • 「お客様がふた巡りしても出番がない」で測ると、本当に眠っている物だけが残る
  • 見つけたら、先に使う・増やさない・試しは1本、の3つ

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著者: SALON STOCK編集部。表参道の美容室で働く現役美容師が、サロンの在庫・材料費管理のために開発した「SALON STOCK」を運営しています。

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