2026-05-30 ・ SALON STOCK編集部(現役美容師運営)
発注点(リオーダーポイント)の計算方法をやさしく解説
「いつ発注すればいいのか、毎回なんとなくで決めている」——そんな状態だと、欠品したり、逆に在庫を持ちすぎたりしがちです。
結論は、「発注点」を決めておくこと。発注点とは「在庫がここまで減ったら発注する」というラインで、これを数字で決めるだけで、発注のタイミングに迷わなくなります。この記事では、その計算方法をやさしく解説します。
発注点(リオーダーポイント)とは
発注点とは、発注の合図になる在庫の数です。在庫がこの数まで減ったら発注する、と決めておくラインのこと。リオーダーポイントとも呼びます。
発注点を決める目的は、「届くまでに在庫が切れない」ようにすること。早すぎれば在庫を持ちすぎ、遅すぎれば欠品します。ちょうどいいタイミングを、数字で固定するのが発注点です。
発注点の計算方法
発注点は、次の式で計算できます。
発注点 = 1日の使用量 × 入荷までにかかる日数 + 予備(安全在庫)
考え方はシンプルで、「発注してから届くまでの間に使う分」を切らさないように、その量を残して発注する、ということです。
計算例
あるカラー剤について、
- 1日に使う量:2本
- 発注してから届くまで:3日
- 予備(念のため):2本
とすると、
発注点 = 2本 × 3日 + 2本 = 8本
在庫が8本まで減ったら発注すれば、届くまでに切れることはありません。
「予備(安全在庫)」をどう決めるか
予備は、予想外のことに備える分です。
- 使う量が日によって変わる商品 → 予備を多めに
- いつも安定して使う商品 → 予備は少なめでOK
- 入荷が遅れがちな仕入先 → 予備を多めに
最初はざっくりで構いません。使ってみて「切れそうになった」「余りすぎた」を見ながら調整します。
発注点と適正在庫の違い
似た言葉に「適正在庫」があります。違いはこうです。

- 発注点:いつ発注するか(=発注のタイミング)
- 適正在庫:どれくらい持つか(=多すぎず少なすぎない量)
発注点で「発注のタイミング」を、適正在庫で「持ちすぎ防止」を決める。2つをセットにすると、欠品と過剰在庫を同時に防げます。
発注点は「通知」とセットで効く
発注点を決めても、毎日在庫を見て「もう発注点を下回ったかな?」と確認するのは大変です。下回ったら自動で知らせてくれる仕組みがあると、はじめて発注点が活きます。

在庫管理アプリ「SALON STOCK」なら、商品ごとに発注点を設定でき、下回ると自動でアラート。バーコードで在庫を記録するだけで、発注のタイミングを逃しません。
計算しなくても、発注の履歴から提案してくれる
ここまで計算方法を書いてきましたが、正直なところ「1日の使用量」を全商品ぶん把握している人はほとんどいないと思います。
SALON STOCKでは、発注の履歴から消費ペースを読んで、発注点の数字をこちらから提案します。「18日で2本のペース」という根拠つきで出るので、納得できれば1タップで決められます。上の式のように自分で計算しなくても、まず動く数字が手に入る状態です。
提案が勝手に反映されることはありません。見て、決めるのは自分です。断った提案が何度も出てくることもありません。
なお提案の数字は、実際の消費ペースから出した目安です。上の式で計算した数と多少ずれることがありますが、どちらが正しいという話ではありません。まず動く数字を置いて、使いながら自分の感覚で調整していくのが現実的です。
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まとめ
- 発注点=「在庫がここまで減ったら発注する」ライン
- 計算式は「1日の使用量 × 入荷日数 + 予備」
- 予備は商品や仕入先の事情に合わせて調整
- 発注点(タイミング)と適正在庫(持つ量)をセットで考える
- 発注点は「下回ったら通知」とセットではじめて活きる
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著者: SALON STOCK編集部。表参道の美容室で働く現役美容師が、サロンの在庫・材料費管理のために開発した「SALON STOCK」を運営しています。
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