2026-06-08SALON STOCK開発者(現役美容師)

なぜ現役美容師が在庫管理アプリを作ったのか|SALON STOCK開発の想い

このアプリは、どこかのIT企業が「美容室は儲かりそうだ」と考えて作ったものではありません。表参道で今も現場に立つ、ひとりの美容師が、自分の店の困りごとを解決するために作り始めたものです。

私です。書いているのは、開発者であり、現役の美容師でもある私自身です。

今日はあえて、機能の説明ではなく、なぜこれを作ったのか、そして何を一番大切にしているのかを、正直に書いておきたいと思いました。

「なんとなく足りない」が、毎月お金を溶かしていた

きっかけは、特別なことではありません。

カラー剤の在庫が、いつの間にか切れている。逆に、使わない色がずっと棚で眠っている。発注のタイミングは勘。月末になって「今月、思ったより材料費かかったな」と気づくけれど、なぜそうなったのかは分からない。

多くのサロンが、これを「当たり前」として回しています。私もそうでした。

でも、ある時はっきり気づいたんです。在庫管理って、本当は"お金の管理"なんだと。棚にある一本一本が現金で、使い方ひとつで利益が変わる。なのに、その数字が誰にも見えていない。

一番作りたかったのは「材料費が見えること」

世の中に在庫管理アプリは、実はそれなりにあります。数を数える、発注をかける——そこまでは。

でも私が本当に欲しかったのは、その先でした。

「このメニュー、材料費はいくらかかっているのか」 「今月、売上に対して材料費は何パーセントなのか」

ここが見えると、世界が変わります。なんとなく出していたメニューの価格に根拠が持てる。お客様に届けるクオリティはそのままに、材料費を抑える工夫が、数字になって返ってくる。「忙しかったのに、なぜか残らなかった」が、「ここに原因があった」に変わる。

SALON STOCKが、ただの在庫アプリと違うのはここです。在庫を入り口にして、材料費率というサロン経営の核心の数字まで、自動でつながるように作りました。これは、私自身が一番欲しかった機能だからです。

正直に言うと、まだ完成だとは思っていません

ここからは、少しかっこ悪い話もします。

このアプリは、2ヶ月という短い期間で、現場の合間を縫って一気に形にしました。我ながらよく動くものができたと思っています。でも、「自分が欲しいものを作った」という感覚が強いぶん、こうも考えるんです。

「忙しくて、私ほどマメじゃない普通の店主さんも、これを本当に欲しいと思ってくれるだろうか」

在庫の入力は、正直、最初はひと手間です。だからこそ私たちは、「入力するほど、ちゃんと見返りがある」——材料費が見える、発注を忘れない、棚卸しが一瞬で終わる——その体験を、これからも磨き続けます。手間より得るものが大きい、と感じてもらえるまで。

完成したと言い切らないのは、逃げではありません。現場の声で、これからも変え続けるという約束です。

同じ現場に立つ人へ

もしあなたが、月末の材料費にもやもやしたことがあるなら。発注のたびに「足りてたっけ」と倉庫を覗きに行っているなら。このアプリは、あなたのために作りました。

完璧なものを待つ必要はありません。まずはよく使うカラー剤を5本だけ登録してみてください。10分で、在庫管理が"お金の管理"に変わる感覚が、きっと分かるはずです。

1人サロンなら、無料のままずっと使えます。

→ 始め方はこちら: SALON STOCKの始め方|ダウンロードから最初の発注まで完全ガイド → 材料費率の基本を知りたい方は: 美容室の材料費率とは?目安と計算方法をやさしく解説

現場で困っている誰かの、ひとつでも多くの「もやもや」が消えますように。同じ美容師として、本気でそう思って作っています。

材料費の見える化、はじめませんか?

SALON STOCKは美容室専用の在庫管理アプリ。バーコードで商品を登録するだけで、在庫・発注・材料費をまとめて管理できます。1人サロンはずっと無料。