2026-05-30SALON STOCK編集部(現役美容師運営)

メニューごとの原価計算のやり方|カラー1回の材料費はいくら?

「このカラーメニュー、1回あたり材料費はいくらかかっているか」——すぐに答えられるサロンは多くありません。でも、ここを把握しているかどうかで、利益は大きく変わります。

結論を先に言うと、メニュー原価は**「使う材料の量 × 1gあたりの単価」を足し合わせるだけ**で出せます。この記事では、カラーを例に計算のやり方と、価格設定への活かし方を解説します。

メニュー原価(材料費)とは

メニュー原価とは、1回の施術で使う材料の合計金額のことです。カラーなら、カラー剤・オキシ(過酸化水素)・トリートメントなど、その施術で消費する材料の費用を合計します。

これを知ると、「そのメニューがいくら利益を生んでいるか」が見えます。逆に把握していないと、人気メニューなのに実は利益が薄い、といった状態に気づけません。

カラー1回の原価を計算してみる

計算の基本は次のとおりです。

材料1つの費用 = 使う量(g) × 1gあたりの単価 メニュー原価 = 使った材料すべての費用の合計

例として、あるカラー施術を計算します(金額は例です)。

  • カラー剤 80g × 1gあたり1.5円 = 120円
  • オキシ 80g × 1gあたり0.3円 = 24円
  • トリートメント 20g × 1gあたり2円 = 40円

合計 = 184円(このカラー1回の材料費)

このメニューが5,000円なら、材料費率は 184 ÷ 5,000 = 約3.7%。十分に利益が出ていると分かります。

1gあたりの単価の出し方

1gあたりの単価は、次で求められます。

1gあたりの単価 = 商品の仕入れ価格 ÷ 内容量(g)

たとえば、80g入りのカラー剤を120円で仕入れているなら、120 ÷ 80 = 1.5円/g。これを材料ごとに出しておけば、あとはメニューで使う量を掛けるだけです。

原価を価格設定に活かす

メニュー原価が分かると、次のような判断ができます。

  • 低単価メニューが赤字になっていないか確認できる
  • 材料費の高いメニューは、価格や使う量を見直せる
  • 新メニューの価格を、利益が出るように設計できる

「なんとなく」で価格を決めるのではなく、原価という根拠を持って決められるようになります。

計量を記録すれば、原価は自動で出せる

メニュー原価の計算は、一度仕組みにしてしまえば毎回電卓を叩く必要はありません。使う材料と量を登録しておけば、あとは自動で計算できます。

在庫管理アプリ「SALON STOCK」には、メニューごとの材料と使用量を登録して原価を試算できる機能があります。1gあたりの単価も登録しておけば、カラーやパーマの原価がすぐに分かります。

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まとめ

  • メニュー原価=1回の施術で使う材料費の合計
  • 計算は「使う量 × 1gあたりの単価」を足すだけ
  • 1gあたりの単価=仕入れ価格 ÷ 内容量
  • 原価を知ると、赤字メニューの発見や根拠ある価格設定ができる

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著者: SALON STOCK編集部。表参道の美容室で働く現役美容師が、サロンの在庫・材料費管理のために開発した「SALON STOCK」を運営しています。

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